22.11.09

LESS AND MORE -THE DESIGN ETHOS OF DIETER RAMS

Design Museumで開催するDieter Rams展のオープニングパーティーに行ってきました。
夏の初めに府中美術館で行われた展示にいけなかったので、うじうじしていたのですが、デザインミュージアムに来ると聞き、ずっと楽しみにしていました。
40年以上にわたり500点をこえる製品をBRAWNにおいてデザインしてきたDieter Rams. 展示はほんの一部に過ぎないけれど、それでも素晴らしい展示でした。MoMAなどで作品は見たことがあったけれども、こんなにたくさんの作品を一度に見るのは初めてだったので、どうしていいのかわからず、しばらくぼんやりしていました。私が到着した頃はまだ人も少なくて、じっくりみていたのですが、8時ごろには人が多すぎて大変な事に。また後日ゆっくりこようと思います。


最近のプロダクトはデザインを全面に押し出して装飾的になっているものも多いと思うのですが、やはりDieter Ramsのデザインは機能に忠実であろうとするところに大きな違いがあると思います。それはDieter Rams良いデザインの10ヶ条でも提唱されていることだと思うのですが、改めて実際に作品を見て、強くそれを感じることができました。
オープニングにはご本人もいらっしゃっていて、スピーチをしていたのですが、今日の使い捨ての社会において短命の製品をつくるのでなく、限りある資源を考えた上で、長く使えるものをデザインしていくべきだ とおっしゃっていたのがすごく印象的でした。

長くなってしまいましたが、最後に私の個人的にすてきだなぁと思うプロダクトで締めくくりたいと思います。
Design museumにて3月7日まで、ロンドンにいる方はぜひ!





9.11.09

日曜日

先週の日曜日、お天気もよかったので、Marylebone high stへ。

目的は、Wallace Collectionで開催中のDemien Hirstの絵画展だったのですが、他のことの方がぜーんぜん楽しかった。

まずは前から行こうと思っていた雑誌MONOCLEのショップへ。

このお店は雑誌MONOCLEの編集者が世界中を旅した際に見つけたいろいろなものを取り扱っているショプです。MONOCLEはA Briefing on Global Affairs, Business, Culture & Designをテーマに、wallpaper*の元編集長Tyler Brûléが2007年に創刊した新しい雑誌wallpaperに似ているけど、ビジネス、国際情勢にも重点をおいているもので、編集長本人が一年のうち250日は世界を飛び回って記事をかいているだけあってとてもクオリティが高い。私には少し難しい特集の時もあるのだけれど、たしか去年読んだ、世界の住みたい街ランキングという特集はとても面白い記事でした。

ちなみに中田英寿も編集に携わっているんだって。

お店の方は、日本からのセレクトが結構多くて、私としてはそこまで新鮮さはあまりなかったのだけど、小さくてかわいらしいお店でした。MONOCLExPORTERのかばんや、UTADAのCDもあったよ。

親日家のタイラーは、お店だからこそということで、イギリスのお店には珍しく、日本の丁寧できれいなギフトラッピングを取り入れているそうです。

ちなみにこのMONOCLE SHOP、世界にロンドンとLAにしかないのですが、3店舗目はスペインのマジョルカ島だそうで、営業時間は午後4時から11時まで。さすがマジョルカ島…


そのあとは、お友達のなつこさんがお店のグラフィックを担当したという、ジェラート&フォカッチャのお店Cocorinoへ。

お店のオーナーはWagamamaやYauatchaを担当したAlan Yauの妹、Linda Yauだそうで、そこになつこさんのかわいいイラストがプラスされとてもすてきなお店でした!後でよくよく調べてみると、シェフもイタリアンの有名な方だったそうで、食べなかったことをひたすら後悔!だって寒かったのよー…

つぎはかならずいただきます


その後も一軒一軒のんびり歩きながら散策。


高級なエリアでたまにしかいくことはないけれど、セレブにまじってなんだか気持ちのよい日曜日でした。


しかし結局その日の夜ご飯は、庶民御用達のEAT TOKYOにてセレブは絶対に食べないであろう唐揚げお弁当をぺろりと完食。 セレブの道はまだまだ遠い。